RIMEP概要

1.RIMEPとは

特定非営利活動法人 マクロエンジニアリング研究機構
NPO Research Institute for Macro-Engineering Practice RIMEP

NPOマクロエンジニアリング研究機構(RIMEP)は、平成23年10月3日に設立され、横浜市に認証されている特定非営利活動法人です。現在は東京都町田市に事務所があります。
RIMEPは、分野横断的・総合的なマクロエンジニアリング的視野を持って、自然環境の保護・保全および都市・資源・エネルギー・食糧等の課題解決に向けた調査研究業務、ならびにエンジニアリング支援業務を行い、もって社会に貢献することを目的としています。

会員数 12名(役員含む)(2021年4月現在)

事務所 住所:〒195-0054 東京都町田市三輪町530-1
E-mail:(事務局)info@jame-society.jp
TEL: 044-701-0600
FAX: 044-988-1876

2.RIMEPの沿革と初代代表理事の挨拶

沿革

マクロエンジニアリング研究機構(RIMEP:リメップ)の母体的存在である日本マクロエンジニアリング学会(JAMES:ジェームス)は1985年に発足し、その目標を「巨大事業にともなう問題を巨視的な観点から創造的に研究し、マクロエンジニアリングという総合的な知識分野を拓くとともに、それを人類の未来のために応用する活動を行うことを目的とし、その構想の普及をめざす。」(JAMES会則)としています。
 人類が21世紀に入る直前には、世界の二極冷戦構造が崩れ、協調・共存構造の構築への期待も持たれていました。新たな世紀に入るや否や、ニューヨークでの9/11テロ事件をきっかけに、超過激派グループの台頭や、イラク、イランを始めとし、サウジアラビア、イスラエル、シリア等も加わり、強国米ソ中の背後勢力をともなった中東諸国の紛争、ロシア、インドといった振興経済発展国による権益の拡大、アフリカの民族間抗争、近年、経済大国となった覇権志向中国と既存世界強国米国との対立、さらには究極的な人類破壊力をもつ核を背後に国際的軍事的な対立の中で強国の国々による宇宙への権益構築の試み、および近年(2011年)3/11東日本大震災に代表されるような自然災害および異常気象による世界各地での環境破壊や人間社会の各種活動による廃棄・排出物による環境汚染も加わって、地球人類全体が持続不可能な時局に向かっています。
今こそ対立、いがみ合いを解消し、自立と協調精神による持続可能な社会を如何に構築するかが最重要でありかつ不可欠の課題です。そこで、どの立場にあっても、また誰でもが同意できる原理と施策を提示し、実践に至る事です。
この実践部門を集中的に行う部門としてマクロエンジニアリング研究機構が2011年に発足しました。

特定非営利活動法人マクロエンジニアリング研究機構 初代代表理事の挨拶

【ご挨拶】地球環境問題に取り組みます 北見辰男(2017年ご逝去)

人類は、他の生物と同様に、地球環境から食糧と、空気と水を得ています。そして大気により有害な宇宙線から身を守られています。すなわち地球環境は私たち人類の生命維持装置です。この生命維持装置に異変が生じつつあります。
 成長の限界説が人々の関心を集めたのもいまは昔となり、世界は更なる成長に向かって経済活動を活発化させています。一方で、我々の暮らしを豊かにするとさ れる経済成長の代償として、資源は枯渇に向い、廃棄物はあふれ、熱帯雨林は破壊されつつあります。二酸化炭素ガスは人類が排出する最多量の廃棄物です。エ ネルギーの大量消費は温暖化問題などとして私達の身近なところまでその負の影響を及ぼし始めております。
 国内においては、東日本大震災からの復興、原発代替エネルギー源の確保、放射能汚染廃棄物の管理・処理・処分、地方の再生、等々、対処しなくてはならない新たな問題や課題が山積しています。
 経済活動を含む人類の諸活動により生じる地球環境問題は、厳しく、複雑で多岐にわたるため、その解決・改善には、科学技術、工業技術、農業技術など技術系はもとより、政治、経済、法律、教育、人文地理など幅広い知識分野の英知と協力が必要となります。
 このように広い分野の人々が特定の課題解決にむけて協力する知的活動がマクロエンジニアリングです。特定非営利活動法人マクロエンジニアリング研究機構 (NPO Research Institute for Macro-Engineering Practice:RIMEP)は、地球環境へ与える負の影響を皆無とする経済活動等の実現に貢献するマクロエンジニアリングの研究と実践に取り組みます。

3.エンジニアリングでお困りのことはありませんか?気軽にご相談ください。
  :経験がある私たちNPO(非営利団体)が解決します。

私たちの法人は、様々な分野で様々な研究開発に携わってきたエンジニアからなるNPO法人です。「マクロエンジニアリング」という言葉にはあまりなじみがないかもしれませんが、既に確立した個々のエンジニアリングを活用することによって、以下のような「俯瞰的」で「マクロな視点」が必要とされる事業分野で「包括的」成果を求めるものとご理解ください。次の分野において関連する企画、研究、調査、計画推進、事前・事後の評価、要員研修、マニュアル類の整備、その他関係する文書の作成などの業務を行うことにより社会と人々に貢献いたします。

  1. 自然環境の保護、保全、修復に関する事業
  2. 社会基盤、生活基盤、産業基盤の開発と整備に関する事業
  3. 新技術の導入、開発あるいは既存技術の改善に関する事業
  4. 設備運営・保全に関する支援及び要員の訓練・養成 。

 さらに以下の項目を重点項目として行う計画です。

  1. インフラのメインテナンス
  2. エネルギー生産バイオマス
  3. 野菜・養殖魚生産プラント
  4. 海洋牧場
  5. 河川流域の環境改善
  6. アジアの水害対策
  7. 砂漠の緑化
  8. 放射能汚染対策
  9. 教育の普及
  10. セミナー・イベントの開催

4.運営組織体制

RIMEP組織図2014

(図はクリック・拡大してご覧ください。)

役員と主要メンバー紹介

役職 役職者氏名 専門:資格等:兼務機関(役職)経歴等
代表理事 小島紀徳 環境・エネルギーに関するエンジニアリング研究:工学博士 公害防止主任管理者:JAMES(副会長) 元成蹊大学理工学部教授、日本沙漠学会会長・日本エネルギー学会副会長などを歴任、詳しくは
副代表理事 八木田浩史 日本工業大学 共通教育学群 教授,研究・活動分野:各種製品システムのライフサイクルの環境評価、エネルギーシステムの技術評価
副代表理事 秋吉祐子 環境・食に関する活動:法学博士:Y&A Space 代表、JAMES(顧問)、聖学院大学名誉教授、詳しくは
理事(総務) 迯目英正 (株)デザインウォーター代表、日本マクロエンジニアリング学会事務局
監事 鳴尾眞二 (株)鳴尾総合研究所 顧問
顧問
顧問
社員 他の代表的社員については詳しくはこちらを参照ください

5.過去の主な活動概要

年度 事業名 顧客/協力先 備考
H23-H24 乾燥地域のアルカリ塩性土壌改善に関わる調査 MESPAK 無償
H26 石膏によるアルカリ塩性土壌の改善に関る調査報告 ㈱日本環境コンサルタント 有償
H26 ガスパイプラインの エンジニアリング支援業務 ㈱TOMAS 有償
H26-H27 籾殻ブリケット化施設計画支援業務、ラオス ㈱日本環境コンサルタント 有償
H26-H28 太陽熱-海洋深層水温度差発電計画支援、館山 ㈱デザインウオーター 無償
H27-H28 潮流発電に関する調査研究支援、熊本県天草市 天草市中小企業支援センター 無償
H30-H31 ボーキサイト採掘から精錬に至るまでのプロセスフロー作成および基礎データの収集 新構造材料技術研究組合 有償
毎年度 マクロエンジニアリング シンポジウム共催 JAMES 共催

JAMES: 日本マクロエンジニアリング学会    MESPAK: Macro Engineering Society Pakistan