エコプロダクツ2014年の散見的印象(秋吉祐子-RIMEP監事- )

環境問題は、上は国連や各国政府から下は一般市民という地球上の権威・権力的組織だけではなくそういった力を持たない個々の地球人に至るオールキャストで取り組まないと解決が困難であるという認識がもたれるようになってきた。その表れの一端として、今年のエコプロダクトが企画されたという一面があったようだ。開催2日目ウィークデイの水曜日の午後に私が見た光景は、予想以上の子供たちの参観者だった。エコ企画のワークショップで彼ら・彼女らが物作りやゲームを楽しんでいる光景が散見された。今は誰もが参加できる各種各様のささやかなエコ活動を通じて環境問題の削減や解決をはかることが求められている。勿論公的機関で環境規制を作ったり、産業界で環境汚染物質を出さない、省資源の機器の開発といった直接環境問題の改善・解決にアプローチすることも必要だ。それらに関る人々にあっては、エコ意識を的確にもつことが必至だ。実際に規制を守り、エコ意識の生産活動をする、省資源機器を使うというエコの実践は個々人に委ねられている。今後ますますグローバルに環境問題が深刻化する中で、将来のエコ問題解決の担い手である子どもたちの姿と、このような展示会の企画を私は嬉しく感じた。